政治・行政
2013年8月11日(日)9:00
岸壁の耐震化図る/佐良浜漁港
漁船が安心して係留へ
県宮古農林水産振興センター(前田幹男所長)が発注した佐良浜漁港岸壁改良工事が急ピッチで進められている。災害に強い耐震化の岸壁として注目されている。1億1162万円(国9割、県1割の負担)を投じ年内完成の予定。
同センターでは「設計基準の見直しに伴い、新基準に対応した岸壁にすることで、耐震化を図る。具体的には岸壁の背後を掘削し、ブロックを配置することで、岸壁の断面を大きくする」と説明している。
改良工事は、岸壁の一部長さ約144㍍。工事中の岸壁は、漁船の安全係留の確保や利便性向上にもつながるとして期待は大きい。
伊良部漁協の漢那一浩組合長は「岸壁が耐震化されると、漁船が安心して係留される。改良工事完成後は、漁船の利用が高まる」と評価している。