八重干瀬で追い込み漁/狩俣中
「大漁」を肌で実感
狩俣中学校(池村敏弘校長)は11日、宮古島の北方に広がる八重干瀬で追い込み漁体験学習を実施した。今年で24回目になる。生徒たちは、ガーラやハリセンボンなど約350㌔を水揚げし、漁業の大切さを実感した。
生徒21人は地元の漁師の全面的な協力で、漁船5隻に分乗。午前8時ごろ、狩俣漁港を出港した。
追い込み漁は3回実施し、午後1時30分すぎに狩俣漁港に戻った。漁港では生徒の保護者らが出迎え、子どもたちの元気な姿に笑顔を見せていた。
水揚げ場には、イラブチャーやアイゴ、カワハギなどが水揚げされ保護者や生徒たちから歓声が上がっていた。
今年初めて追い込み漁を体験した根間陽佳さん(1年)は「去年は見学だけだったが面白そうだと思った。実際に体験してみると、1回目は緊張してうまくできなかったが、2回目、3回目は魚を観察することもできた。海の底で作業をする漁師さんをすごいと思った」と体験の感想を述べた。
新里和馬君(1年)は「初めての体験。うまく追い込めたと思う。3週間くらい海で泳ぐ練習もしたので、楽しかった」と話した。