親子で工作に挑戦/本社主催手作り広場
カンカラ三線など/夏休みの楽しい思い出に
第26回親子ふれあい手作り広場(主催・宮古毎日新聞社、協賛・メイクマン)が18日、メイクマン宮古店で行われた。午前、午後の部に合わせて174組の親子が参加し、カンカラ三線やしっくい、手染め、木工工作などに挑戦して夏休みの楽しい思い出をつくった。
手作り広場は、参加者に夏休みの思い出づくりの場を提供して親子の絆を深めてもらうことが狙い。今年は午前の部に86組、午後の部に86組が参加した。
開講式で宮古毎日新聞社の平良覚社長は「親子が一緒に作業できる良い機会です。親子で相談し、けがには十分気を付けながら工作に取り組み、夏休みの良い思い出にしてください」と参加親子に呼び掛けた。
今回の工作は、カンカラ三線のほか▽木工工作「宝箱」▽アクリル工作「手作りピンボール」▽しっくい面シーサー▽オリジナル手染めランチョンマット-。参加親子はそれぞれ希望する工作に挑戦した。
毎年好評のカンカラ三線づくりでは、3本の糸巻き棒の先端を丁寧に削った後、直径20㌢程度のクッキー缶に穴を開け、さおを差し込んで固定。最後に糸を取り付けて完成させた。スタッフが調弦をしながら三線の音色を響かせると子どもたちは大喜びだった。
木工工作に参加した親子はオリジナルの宝箱づくりに挑戦。のこぎり、金づち、くぎを使って一連の作業に汗を流し、扉つきの箱を完成させた。
しっくいやアクリルの工作、手染めのコーナーも大人気で、参加親子は一から作り上げる工作に夢中だった。子どもたちが作業でつまずくとお父さんやお母さんが助言し、共同で作業に取り組むなどして夏休みの思い出をつくっていた。
安元龍一郎君(平良第一小4年)はカンカラ三線を作った。「糸巻き棒を削る作業が難しかったけど、お父さんと一緒にできて楽しかった。この三線を弾けるように頑張ります」と笑顔だった。父の徹好さんは「普段はなかなか親子で工作する機会がない。きょうは夏休みの良い思い出になりました」と話した。
仲宗根快飛君(東小3年)は木工工作で宝箱を作った。「まだ何を入れるか決めていないけど大切に使います」と感想。母の千春さんは「昨年も参加しましたが、子どもたちと一緒に作業ができて良い思い出になりました」と笑顔で話した。