さらなる友情、交流へ/姉妹校交流50周年
平良第一小・津山市南小 記念式典を開催
宮古島市立平良第一小学校(乾邦夫校長)と岡山県津山市立南小学校(永禮茂校長)の姉妹校交流50周年記念式典が26日、平一小で行われた。下地敏彦市長(代理)や宮古教育事務所の儀間裕芳所長ら教育関係者、両校の校長・児童代表らが参加。半世紀の節目を祝うとともに、1世紀に向けさらなる友情・絆の交流の発展を祈念した。
1963(昭和38)年6月11日、平一小の当時の砂川恵保校長が、南小で実務研修を行ったのが縁で交流が始まった。同年9月21日、平一小の砂川校長、同校PTAの山内朝秀会長と南小の木村岩治校長、同校PTAの中山光七会長が姉妹校覚書を締結した。翌年3月、平良市議会と津山市議会が都市縁組を決議。その後両校では、両地域で自然災害があった際には、互いに見舞金を贈って一日も早い復興・復旧を願った。
式典で、乾校長は「姉妹校交流の開始以来、それぞれ相手の自然・文化などを学び、郷土の理解を深めている。遠くの友情から、大きな勇気をもらっている」と述べ、今後の交流継続に決意を新たにした。
下地市長(代読)は「今後も双方の交流が充実発展し、友情・絆の深まりが末長く続くことを期待する」と祝辞。儀間所長は「50年にわたって続いた友情の縁に感謝し、これからの交流の深まりを祈念する」と祝いの言葉を述べた。次いで市教育委員会の田場秀樹教育部長が歓迎の意を示した。
児童会長の川満啓司君(平一小6年)は「姉妹校50周年の交流を通して、新たな1ページを刻みたい」と気持ちを新たにした。南小の児童たちは、津山市の観光地や特産品などを紹介し、津山市への観光をアピールした。
平一小の「父母と教師の会」の伊波孝子会長、南小の姉妹校交流50周年記念事業委員会の山本健人委員長があいさつした。