脅威事案から子ども守れ!/宮古島署と市教委
「ゆいまーる制度」締結/犯罪の未然防止に意欲
「子どもを犯罪から守る学校ゆいまーる制度」の締結式が29日、宮古島警察署で行われた。宮古島署の宮城英眞署長と市教育委員会の田場秀樹教育部長(教育長職務代行者)が協定書に調印し、県内初となる同制度の締結を行った。
この協定書締結は、市教委と宮古島署が相互に協力して、子どもを対象とした声かけ事案やつきまとい事案などの脅威事案に対して児童生徒の被害防止および健全育成対策を強力に推進し、安全で安心な市の実現を目指すことを目的としている。
協定の内容は①子ども・女性対象脅威事案の未然防止②児童生徒の健全育成③児童生徒を対象とする犯罪前兆事案等の発生について情報を共有するため(▽声かけ事案▽つきまとい事案▽痴漢▽のぞき▽公然わいせつ事案)について相互に連絡する-としている。
締結後、田場教育長職務代行者は「今回の締結で子どもの安全と犯罪の未然防止のために迅速な情報交換と情報共有ができる。今後とも子どもの安全についてしっかりと取り組んでいきたい」とあいさつした。
宮城署長も「それぞれの機関には得意分野がある。それを一つの力にすれば犯罪を抑止できるし、子どもたちを犯罪から守ることもできる。この協定で私たちが一緒に取り組めば素晴らしい宮古島になる」と述べた。
締結式には、関係機関の代表らも詰め掛け、子どもと女性を犯罪から守り、安全で安心な地域づくりに一致団結して取り組むことを誓い合った。