有効求人倍率0・66倍/宮古7月雇用
「医療・福祉」の求人好調
宮古公共職業安定所(岩野眞司所長)管内の7月の有効求人倍率は0・66倍で、前年同月比0・13ポイント上昇した。改善は22カ月連続。県全体の0・55倍を0・11ポイント上回った。「宿泊・飲食サービス業(新規求人73人)」、「医療・福祉(同66人)」、「卸・小売業(同35人)」などの求人が、好調だった。岩野所長が30日、7月の管内雇用の動きを発表した。
就職件数は前年同月比14件(14・6%)増の110件となった。県内が103件(同比11件、12・0%増)。県外は、同比3件増の7件だった。(以下増減は前年同月比)
新規求人数は307人(11人、3・5%減)となった。
新規求人数を業種別にみると、5人以上増えたのは製造業28人(6人増)、不動産業10人(6人増)、生活関連サービス業・娯楽業の21人(15人増)。一方、宿泊業、飲食サービス業73人(28人減)などで減った。
月間有効求人数は、811人(124人、18・0%増)で、24カ月連続増加した。
新規求職申込件数は254件(49件、16・2%減)となり、2カ月ぶりに減少した。在職者の求職数が24人減ったことなどを要因に挙げた。
月間有効求職者数は52人(4・0%)減の1234人で、5カ月連続減少した。
岩野所長は「雇用情勢は現在のところ、有効求人数が24カ月連続増加するとともに、有効求人倍率も22カ月連続改善しており、今後も堅調に推移していく」と見通しを示した。
有効求人倍率 求職者1人当たりの求人数。