社会・全般
2013年9月4日(水)9:00
解体作業が一時中断/多良間村中央公民館
安全面考慮し村が指導
【多良間】老朽化に伴って進められていた多良間村中央公民館の解体作業が中断している。村教育委員会によると、防護ネットを張らずに作業が行われていたため、安全面を考慮して解体を一時中断するよう業者を指導したという。
解体作業は先月末に始まった。村教委によると、解体を担当した業者は、防護ネットが台風接近に伴う船の欠航で島に届かなかったため、工期内に解体を済ませることを優先して作業に入ったという。
建物を解体する際、防護ネットは一般的に使用される。解体によるコンクリート片などの周囲への飛散を防いで安全を確保するためだ。
中央公民館の解体作業では、一部の交通を規制するなどして安全面に考慮していたとみられるが、事態を重く見た村教委が作業を中断させた。
村教委では「防護ネットを張らずに解体を行うのは危険であり、そのまま続けさせることはできない」としており、防護ネットが届き次第、解体を再開させる方針を示した。
同公民館解体後は、新しいコミュニティー施設の建設工事が始まる。