来間中廃止議案を上程/市議会9月定例会
補正予算案など31件/下地市長、提案理由を説明
宮古島市議会(平良隆議長)9月定例会が4日、開会した。下地敏彦市長が上程議案の提案理由を説明。来間地区の住民が取り下げを求めている2014年度から来間中学校を廃止するための条例改正案も予定通り提案された。きょう5日の議案に対する質疑や文教社会委員会(佐久本洋介委員長)での審議を経て、議会最終日の25日に本会議で採決が行われる。
今定例会に上程されたのは一般会計と特別会計の補正予算案8件、条例議案7件、議決議案2件、2012年度の決算認定8件、報告1件、諮問5件。
下地中学校との統合のため来間中学校を廃止する議案とは「市立学校設置条例の一部を改正する条例」で、2014年4月1日から条例の別表で示している中学校一覧の中から来間中学校の項を削除することを求めている。
同議案は6日から始まる市議会3常任委員会のうち文教社会委員会に付託され、12日までに委員会としての採否を決定。25日の最終本会議で委員会判断が報告され、それに対する質疑、討論を行った後、採決を行い採否を決する。
同議案に対しては野党系議員は6人全員が反対を表明。「21世紀新風会」の5人と与党系のうち2人は検討中。平良議長を除く残る与党系議員12人は賛成の立場を示している。
条例議案ではそのほか、市立体育施設の管理運営に指定管理者制度を導入するための条例や伊良部B&G海洋センターを閉館するための条例、市子ども・子育て会議設置条例などが提案された。
補正予算案のうち一般会計は歳入、歳出ともに5億8247万2000円の増額を提案。議決議案は市道路線の認定を求める議案など。認定は12年度の一般会計と特別会計、水道事業会計の決算認定。報告は12年度市健全化判断比率と資金不足比率についての報告。諮問は人権擁護委員の推薦について議会の意見を求める内容となっている。