スカイ継続就航に意欲/市議会一般質問
職員、市民に利用呼び掛け/搭乗率向上の取り組みへ
18日に行われた宮古島市議会(平良隆議長)9月定例会の一般質問で、下地敏彦市長は搭乗率の低迷が続き4、5月の2カ月間運休となったスカイマーク社の継続就航に向け、搭乗率向上に向けた各種取り組みを展開する方針を示した上で、同社が宮古路線の継続就航について意欲を示していることを報告した。嘉手納学氏の質問に答えた。
下地市長が答弁
嘉手納氏は、2011年にスカイマーク社が宮古-那覇路線就航したことにより航空運賃の低価格化が図られていることから、同社の継続運航の必要性と搭乗率向上に向けた利用促進の取り組みについて質問した。
長濱政治副市長は、同社の就航により運賃の低減化が図られているとの認識を示した上で「機会をみてスカイマーク本社を訪問し継続運航を働き掛けていきたい」と述べた。
また、利用促進に向けた取り組みについては「(運賃低減化)市民生活や観光振興にも大きく寄与していることから市としても職員に対し利用促進の周知を図っている。今後とも同社が継続運航するよう搭乗率向上の取り組みを推進していきたい」との見解を示した。
同社の継続就航について、下地敏彦市長も「16日にスカイマークの社長が宮古島を訪れ、社長は個人的にも宮古が大好きで、宮古(路線)は絶対に残すとし、職員に対してももっとPRして頑張れとの話をしたと聞いている。スカイマーク就航のおかげで運賃が低減化しているので市民の皆さんにももっと利用してもらえたらありがたい」と述べた。
そのほか、下地市長は「現在の宮古空港は手狭になっているので来年度から整備計画が始まる。今後、観光客にとって利便性の高い空港にしていくので、その中でスカイマークについてももっと使い勝手の良い形にしていきたいと思う」との見解を示した。