5億8000万円の黒字計上/宮古製糖総会
宮古製糖(安村勇社長)の第54期定時株主総会が20日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで開かれ、貸借対照表など5議案を全会一致で承認した。第54期(2012年7月1日~13年6月30日)の単年度決算は、純利益5億8826万円の黒字を計上した。2年ぶりの黒字。安村社長は「原告の株主らが最高裁に上告していた5万6000株の自己株式取得無効を求める訴訟問題は、最高裁が今年7月に棄却した。最高裁で、約10年かかっていた問題は決着した」と述べた。役員改選後の取締役会で安村社長を再任した。
役員改選前に安村社長は「宮古地区の今期のサトウキビ原料生産量は32万5000㌧で、前期より12万3000㌧(60・1%増)の増産であった。今後とも農家の所得向上と地域の活性化のために頑張る」と決意を新たにした。
今後の課題として、機械化推進については行政と連携し継続してハーベスター、株出管理機の導入および活用を促進していく-などを挙げた。
第54期の売上高は36億2140万円で、それから売上原価32億2013万円を差し引いた売上総利益は4億127万円。
取締役の仲間時次氏と監査役の松川博光氏は退任した。
新取締役は次の通り。
代表取締役社長=安村勇(再任)▽専務取締役=長濱哲夫(同)▽常務取締役=菅靖治(同)▽取締役=宮里和芳(同)渡久山和男(同)渡邉一郎(同)木村洋介(同)▽監査役=渡久山毅(同)小禄博昭(新任)