舞台狭しと華麗、優雅に/カギマナフラin宮古島
フラの魅力など会場一杯/定期開催の呼び声高まる
沖縄では初開催となるフラダンスの全国的な祭典、「カギマナフラin宮古島2013」(主催・同実行委員会)が21日、マティダ市民劇場で催された。同大会には全国、沖縄・宮古から総勢35チーム327人がエントリーし華麗で優雅なフラダンスの魅力を舞台いっぱいに披露した。また、大会の幕間にはジョニー宜野湾&WALEWALEのアーティストやハワイアンプロシンガー、タヒチアンダンスチームなどが歌やパフォーマンスを繰り広げた。出演者や会場からは同大会の宮古での定期開催を望む声が多く聞こえ、大会は成功裏に幕を下ろした。
同大会は当初、インギャーマリンガーデン(城辺友利)の野外特設ステージで開催される予定だった。台風19号の影響で天候が悪化し急きょ、開催会場をマティダ市民劇場に変更した。
開会のあいさつで同大会長の下地敏彦市長は「カギマナフラとは宮古方言の美(か)ぎとハワイ語で魂を意味するマナという意味の造語。美しい島々のスピリットを意味し、姉妹都市マウイ島と宮古島のスピリットをイベントを通じて表現するという意味が込められている」と紹介し、交流を楽しみながら、思い出に残る大会になるよう祈念した。
大会にはホイケ部門13チーム、ワヒネ部門12チーム、クプナ部門8チーム、カネ部門2チームが出場。総勢327人の踊り手が日ごろの練習の成果を競い合った。
競技は本場ハワイからクムフラ・カポノカマウヌさん(マウイ島)ら4人のハワイアン、ポリネシアンの伝統文化継承者らが審査を行った。
大会に参加した内田佐和子さん(沖縄市)は「楽しく参加させてもらった。来年は野外での開催に期待したい」と話した。大城佳織さん(那覇市)は「初めてのコンペ出場だったが、感動の連続だった」と話しチームのメンバーが生花でレイを作ってくれたエピソードなどを語った。また、木村君子さん(茨城県)は「初の宮古島だが笑顔で楽しく踊りたい」と、砂川俊江さん(宮古島市)は「各地から愛好家が集まりよい親睦と技術向上の場になる」と大会を絶賛した。
各部門の優勝チームは次の通り。
【ワヒネ部門】優勝=ハウオリーズ・マサコ・アケタ・フラ・スタジオ(岡山県)2位=カロケメレメレ・フラ・スタジオ(神奈川県)3位=フラ・ハーラウ・ピカケ・テルヌマ(茨城県)【クプナ部門】優勝=ハウオリーズ・マサコ・アケタ・フラ・スタジオ(岡山県)2位=カロケメレメレ・フラ・スタジオ(神奈川県)3位=フラ・ハーラウ・ピカケ・テルヌマ(茨城県)【カネ部門】優勝=カイルア・フラ・スタジオ(沖縄市)