宮原小の統合に着手/市教委臨時会
宮古島市教育委員会(宮國博委員長)は15日、市役所城辺庁舎で臨時会を開いた。学校規模適正化計画に基づき「鏡原地区幼・小学校統合推進委員会」を設置する方向性を確認。宮原小を鏡原小に統合するための具体的協議を始める。遅くとも今年度中には立ち上げたい方針だ。市議会9月定例会で廃校が決まった来間中を下地中に統合するための協議会設置も決定した。
鏡原地区の幼・小学校統合推進委員会は、宮原小の統合を円滑に進めるために設置する。
委員会は20人以内。同地区自治会の代表をはじめ宮原小、鏡原小、鏡原中の教職員およびPTA、幼稚園の保護者、地域審議会の代表らで構成する。
委員の半数以上が出席しなければ会議を開くことはできない。議事は出席委員の過半数をもって決し、可否同数の場合は議長の判断によって決定する。
規模適正化計画によると宮原小は2015年度までに鏡原小に統合。このため遅くとも来年9月の市議会定例会で宮原小の廃校を議決しなければならない。
市教委は年内、遅くとも年度内には統合推進委を設置し、統合に向けての協議を具体化させたい考えだ。
ただ、この統合に対して宮原地区の住民らは強く反発しており、統合を前提とする委員会の設置に向けては紆余曲折も予想される。
一方、先月の市議会定例会で廃校が決まった来間中に関する協議会の設置も決まった。下地中への統合に伴う諸問題を検討する。
自治会や学校関係者ら20人以内で立ち上げ、通学の方法などを具体的に詰めてスムーズな統合を図る。