飢餓問題考える機会に/世界食料デー親子大会
Manamiさんがライブ
世界食料デー第22回宮古大会の親子大会が16日、本大会開催前に市中央公民館で開かれた。保育園児らが「手話ソング」を披露したほか、日本国際飢餓対策機構親善大使で県出身歌手のManami(まなみ)さんによるミニライブ、同機構国内啓発総主事の田村治郎氏の講話などが行われた。
親子大会は、感性豊かな子どもたちが飢餓問題に触れることで考える機会としてもらうことを目的に今年初めて開催された。
「手話ソング」には、聖ヤコブ保育園と学童ずうずうクラブの園児、みつば保育園の園児とOBらが参加。この日のために練習してきた「一人の小さな手」と「小さな世界」の2曲を手話を交えながら歌った。
Manamiさんはミニライブで5曲を披露。CM曲として耳なじみのある「ベストフレンド」では観客に振付を指導し、みんなで一緒になって踊った。曲間では、飢餓対策機構の活動を知ってから、飢餓問題に対して自分に何ができるか、どんな歌を歌えばこの問題を伝えることができるかを考え曲作りをしたことなどを紹介。「今回を機会に、いろいろなことを考えてほしい」と呼び掛けた。
田村氏は、日本では当たり前のように食べている食事を食べられない子どもが世界にはいることを指摘。「ご飯を食べる前にお祈りをすると思うが、ありがとうの気持ちを忘れないで。併せて、今、食べられない子が食べれるように祈ってほしい」と呼び掛けるとともに、「その人たちのために何ができるか考えてくれるとうれしい」と語った。