22の事業所で体験へ/ジョブシャドウイング
西辺小30人が出発式
西辺小学校(新里二男校長)で24日、高学年の児童30人が出席してジョブシャドウイング(主催・宮古島地域雇用創造協議会)の出発式が行われた。児童たちは22の企業や事業所、団体などでメンター(受け入れ事業所の担当者)の仕事を見学、体験する。
出発式で新里校長は「これまでマナー講習や企業人講話など、たくさんの価値ある事前学習をしてきた。働く人に寄り添って、その仕事を見学できるのはめったにない機会。これまでの学習を生かし、多くのことを感じ、学んでほしい」と話した。
また、市商工物産交流課の楚南幸哉課長は「自分の将来の夢に向けての良い体験なので、仕事をしている皆さんをしっかりと見学してきてほしい」とあいさつした。
児童会長の来間海空君(6年)が「受け入れ先ではマナーを守り真剣に仕事をする人を観察し、一つでも多くの気づきを見付けましょう」と述べた。
沖縄電力離島カンパニーでジョブシャドウイングをする宮里実優さん(5年)は「ドキドキしているけれど、楽しみ。いろいろなことをたくさん見てきたい」と意気込みを話した。
出発式後、参加する児童は10班に分かれ、それぞれの受け入れ先事業所に保護者とともに向かった。参加した児童たちの体験発表会は同校で12月に予定されている。
ジョブシャドウイング 働く大人に影のように寄り添い、その働く姿勢から仕事の楽しさや働く意義、職種に関する知識を身に付けていくというアメリカ発のキャリア教育。子どもたちが将来の夢や進路を考えるきっかけになるとして県内各地で展開されている。