「やったー当選だ」/市議選
万歳で喜び爆発/トップは3期連続下地明さん
「やったー当選だ」。27日に投開票が行われた宮古島市議会議員選挙。最多得票で当選した現職や、最年少で当選を果たした新人らが支持者らと「バンザイ三唱」を繰り広げながら喜びを分かち合った。「宮古島市の発展に向け、掲げた公約の実現に頑張りたい」。新議員らは表情を引き締めながら決意を示した。
現職で3期目を目指した下地明さん(71)が、1752・839票を獲得してトップ当選を果たした。3期連続の最多得票で前回に比べて202票上積みした。トップ当選に下地さんは「責任の重さを感じる。この期待に応えられるようしっかりと議会活動に取り組む」と気を引き締めた。
今選挙は知名度と実績を生かして序盤から優位に進めた。地元城辺を中心に幅広い層から支持を集めて手堅く票をまとめ上げた。
選挙事務所には開票前から多くの支持者が集まって当選確実の報を待った。
当確の瞬間、事務所内は歓喜の渦に。支持者は一様に歓声を上げ、抱き合ったり、握手をしたりしながら当選の喜びを共有した。
今選挙を振り返り下地さんは「下地市政を支え、与党議員団として務めてきた過去2期の実績が浸透したと思う。私を支えてくれた支持者、最後まで励ましてくれた市民の皆さんに心から感謝したい」と話した。
その上で「私は農家の代表であり、第一次産業の振興に全力を尽くしたい」と強調。具体的には「基盤整備事業を推進し、特に城辺の整備率を上げて農家所得の向上に取り組みたい」と力強く話した。
トップ当選について重責を感じていると話す。「今回はトップで当選できるとは考えていなかった」と厳しい選挙を振り返るが、それでも僅かな差ながら3期連続最多票を獲得。「市民の皆さんの支持に心から感謝したい。その責任の重さを感じながら今後の議会活動に全力を尽くしたい」と決意を話した。