整備方針案に児童館/旧城辺町役場跡地利用検討委
農産物直売所も検討
旧城辺町役場跡地の利用計画を審議する第3回跡地利用検討委員会(照屋秀雄会長)が30日、宮古島市役所城辺庁舎で開かれた。複数の整備方針の中から▽児童館とその他施設との複合施設▽農産物直売所を含むミニ総合交流施設▽福祉関連施設▽多目的広場-の4案に絞り込んだ。2013年度内に最終方針を固めて市当局に提案する。
この日協議した整備方針案は10。絞り込んだ4案以外は▽屋内ゲートボール場▽道の駅▽トレーニングジム▽多目的屋内施設▽消防施設▽図書館と資料館の複合施設-で、それぞれ市の計画との整合性、管理や運営の方法、既存施設の活用などを理由に方針案から削除することを決めた。
委員会では絞り込んだ4案について集中的な審議を行った。地域振興を軸に参加委員がそれぞれの立場から意見を述べた。
中でも児童館や農産物直売所を含む複合施設の協議に時間を割いて活発な意見交換を行った。次回以降の委員会で細部を詰める。
照屋会長は「(最終決定に向けて)各委員とも地域住民の声をしっかりと吸い上げてほしい」と指示。最終的な方針の決定に向けてあらゆる方面から意見を募るよう促した。
検討委員会は城辺各学区の自治会長や小、中学校のPTA会長、老人クラブ代表らで構成。今年6月から協議を開始している。