教育・文化 社会・全般
2013年11月1日(金)9:00
フランス菓子づくり学ぶ/特別支援学校生が職業体験
宮古特別支援学校の生徒2人が、ロハスダイニング(若林昌英代表)で職業体験学習に励んでいる。砂川奈美さん(高等部3年)と西村亜依里さん(同2年)。若林さんによると、就職を来年に控える砂川さんは菓子づくりに興味を示し、日々めきめきと頭角を現している。
同学習は①実践的な知識・技術や勤労観、職業観の習得②卒業後の進路や地域社会への適応力を養う-などを目的とする。期間は10月21日~11月1日。
2人が作っているのは、地元産の紫イモを使った同社ブランドのフランス菓子「紫フィナンシェ」。現在、土産や祝いの引き出物に人気上昇中だ。
2人は現在、菓子製造機器の操作を覚え、生地づくりや袋詰めなど一連の工程をこなすようになった。
若林さんは「若い皆さんは理解が早い。化粧箱づくりは正確で、スピードは私とは比べものにならないほど速い」と目を細めた。
紫フィナンシェの現在の生産量は、1カ月に約1万個。若林さんは販路を本土まで広めることで、障害者雇用や紫イモの生産拡大に寄与したいと意欲を見せている。