18人の委員で発足/下地中、来間中統合協
通学手段、交流方法で意見交換
来年4月の下地中学校と来間中学校の円滑な統合に向けた統合協議会の第1回会合が5日、市役所下地庁舎で行われた。委員18人に委嘱状が交付され会長には川満弘志教育長、副会長には下地地域審議会の砂川隆夫会長が就任した。この日は統合に向けた両中学校の交流学習のあり方を含めた交流方法についての説明が行われたほか、通学手段について意見を交換した
会の冒頭、来間地区の住民から、これまでの市教育委員会の姿勢や手法に対する不満の声が上がり、同協議会に対して「事務的な手続きのためでなく、より良い学習環境をつくるために納得がいくまで話し合いができる場となることを望む」とする文書が川満教育長に手渡された。
交流学習についての説明では、音楽や美術など活動を通した交流を中心にし、その交流を基に5教科の交流学習を展開していくことが説明された。
また、来間中の生徒が下地中に出向くだけでなく、下地中の生徒が来間中で交流を行うことや両校の行事にそれぞれの生徒が参加しながら交流を深めていく計画なども説明された。
通学手段については、通学出発時間と下校出発時間などについて事務局側が説明した。
来間の住民からは、来間大橋を渡って登下校することへの配慮と安全面を最大限重視した通学手段の確保について要望が出された。
通学手段については事務局に実施方法や送迎車両、コスト面、夏休み期間中のあり方、生徒たちを迎える場所などについて、たたき台となる資料を作成し次回の会合で再度協議することが確認された。
今後は、今月あと2回の会合を実施。12月から来年3月までは各月1回の会合を行い、次回の会合は今月14日開催することを確認した。