外交官は文化の架け橋担う
久松中で仕事内容を講話/在沖米総領事の2人
6日に就任あいさつのため来島した在沖米総領事館のドローレス・プラーンさん(広報文化課領事)と同主席領事のマット・オカーナーさんが7日、久松中学校(平良ヒロ子校長)でキャリア講話を行った。講演でオカーナー主席領事が在日米国大使館や在沖米総領事館の仕組みと役割、外交官の仕事の内容などについて分かり易く解説した。生徒たちは興味深げに2人の話に聞き入り、講演後の質問タイムで活発に質問を投げ掛けた。
講演でオカーナーさんは、まず大使館員や外交官という仕事がどのようなものであるのかを説明。日本との外交交流のほか、両国の貿易促進や文化の架け橋になる役目を担っていることなどを解説した。
また、外交官になるためにはどのようなことを勉強すればよいのか、タイプとしてどのような人が向いているかなどの説明を加えた。
オカーナーさんは外交官向きのパーソナリティーとして、「まず社交的であること、そして自分の意見をしっかりと相手に伝えることができる人でなくてはならない。性格的には愛想がよく、とっつきやすい人で、コミュニケーション能力の高い人が外交官に向いている」と説明した。
外交官になる以前は音楽関係の仕事に携わっていたというプラーンさんは「外交官は政治的な仕事ばかりでなく、文化芸能などの交流活動に関わる仕事も多い」と話し、「せっかく沖縄に来たので私も三線を学びたいと思っている」と話した。
質問タイムで生徒たちからは「沖縄に来て何に一番感動したか」「沖縄は好きか」「中学生時代は成績は良かったか」「1日にどれくらい勉強したのか」など数多くの質問が投げ掛けられ、2人は一つ一つの質問に対し、丁寧に答えていた。
2人の講話に感謝を込めて譜久島雄太君(2年)が歌、三線で宮古民謡を披露。生徒会長の友利桃香さん(3年)が生徒を代表してお礼のことばを述べた。