「南区間の早期着工を」/マクラム通り会
下地市長に協力要請
マクラム通り会(奥平弘会長)は18日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね県道243号線・マクラム線区間の南区間(570㍍)における拡幅事業の早期着工を要請した。要請を受けた下地市長は「マクラム通りについては県も順次整備していくとしている。早くやってほしいとの思いは分かるので市としても早めに取り組むよう県に求めていきたい」と述べた。
同区間の整備については同通り会が先月、県に要請を行い當銘健一郎土木建築部長は「早ければ2015年度あたりに着手したい」との見解を示している。
要請文では「現在着工している340メートルだけの拡幅事業では地域住民の安全性や居住性、生活環境に重大な支障を来している問題の解決は図れない。残された区間(570㍍)の整備事業の早急着工に市としても協力してほしい」としている。
そのほかにも要請団からは「6月に新宮古病院が診療を開始してからは救急車もマクラム通りを頻繁に利用するなど、交通量も増え実際に事故も発生している。早期の拡幅整備事業の着工が必要」との声も出された。
下地市長は「事業が完了すれば利便性も良くなり、きれいな街並みになると思うので、県にも働き掛けていきたい」と述べた。
県は2009年度から県道243号線マクラム通り全区間910㍍の道路拡幅事業に着工し、現在は北給油所から下里通り交差点までの340㍍区間、幅員16㍍、歩道両側3・5㍍で道路の拡幅整備を進めている。
同通り会では、残されたマクラム通りの南区間(下里通り交差点からサンエーカママヒルズ店前)までの570㍍の道路拡幅整備事業の早期着工に特段の配慮を求めている。