13~14年産 キビ価格、100円増額
国交付金がアップ
農水省発表 1㌧当たり1万6420円に
国の2013-14年産サトウキビ生産者交付金単価が決まった。糖度13・1度から14・3度の基準糖度帯のサトウキビには、1㌧当たり1万6420円が交付される。前期に比べて100円の増額。農林水産省がこのほど発表した。
キビ価格は製糖工場が農家に直接支払う代金と国の交付金で構成される。工場から支払われる代金は砂糖の国際相場に応じて設定され、今月下旬に決まる。
交付金の増額は生産農家の所得向上につながる。交付金単価の決定について仲井真弘多知事は「単価の決定に当たっては、サトウキビ農家が意欲をもって生産に取り組めるよう政府に配慮して頂いた」とするコメントを発表。「県としてサトウキビの生産性および製糖企業の経営安定を図るために農林水産省など国の関係機関と連携しながら増産に取り組みたい」とした。
宮古地区の今期サトウキビ生産量は30万7462㌧が見込まれている。宮古島市は28万4291㌧、多良間村は2万3171㌧。前期の実績に比べて1万8000㌧減少する。
地区別の見込み量は、▽平良8万1000㌧▽城辺8万1400㌧▽下地3万6000㌧▽上野3万㌧▽伊良部5万6000㌧▽多良間2万3200㌧-。反収(10㌃当たりの収量)は6~7㌧で推移している。