国公立6人、早大に1人合格/宮古高校13年度推薦入試
那覇市役所、サンエーにも内定
2013年度の大学推薦入試で宮古高校の3年生が国公立大学に6人、有名私立大の早稲田に1人合格した。就職内定者は12人。県内大手流通会社のサンエーに1人、那覇市役所に1人の就職が決まった。13日現在の進路決定者は120人(進学108人、就職12人)で、決定率は43・5%に上った。
川満健校長は「進路をしっかりと見据えて学習や部活動に取り組んできた結果だ」と祝福した。国公立大学の合格者は来年3月中にほぼ決まる見込みで、同校では昨年の24人を上回る30人を目標に掲げる。
農業関係の学科に合格した洲鎌優樹さんと真栄城樹さんは、将来は宮古の農業発展に尽くしたいと抱負。大島麻妃さん(早稲田大合格)は文章を書く仕事、砂川千春さんは助産師、比嘉ちなつさん(名桜大学)は英語教諭をそれぞれを目指す。屋嘉比涼香さんは、宮古の観光を発展させるためのプロジェクト実現を描く。
那覇市役所(初級行政職)に内定した与那覇恵さんは、84人受験したうちたった1人の合格。早い時期から「大学に行くよりも、働いて家を支えたい」と考えて勉強に励んだ。
上地夏希さんはサンエーに合格した。宮高からの同社合格者は、最近5年以内ではいないという。
主な大学合格者と就職内定者は次の通り。
根間すみれ(県立芸術大学美術工芸学部)▽屋嘉比涼香(琉球大学観光産業科学部)▽上地夏希(サンエー内定)▽比嘉ちなつ(名桜大学国際学群)▽大島麻妃(早稲田大学文学部)▽洲鎌優樹(宮崎大学農学部)▽与那覇恵(那覇市職員内定)▽真栄城樹(琉球大学農学部)▽砂川千春(県立看護大学看護学部)