新年の決意、筆に込め/240人が書き初め競書
池間瑛人君ら9人金賞/宮古地区PTA連合会主催
第33回全宮古小・中学校書き初め競書大会(主催・宮古地区PTA連合会)が4日午後、平良第一小学校体育館で開かれ、児童生徒240人(小学生205人、中学生35人)が新年の決意を筆に込めた。即日の審査で学年ごとの入賞者を決定し、平良中の池間瑛人君(中学3年の部)ら9人が金賞に輝いた。
新年恒例の競書大会は、年頭の清新な気持ちを書に込めて決意を新たにすることが狙い。市の教育委員会ほか宮古毎日新聞社など報道各社が後援している。
開会式でPTA連合会の狩俣勝成会長は「それぞれの目標を掲げ、一字一字を丁寧に書いてほしい。今年1年、いろいろなことにチャレンジすると思いますが、そのすべてがうまくいくことを願っている」と児童生徒を激励した。
続いて審査委員長を務める親泊宗二さんが「新年を迎えました。皆さん一人一人の力強い気持ちを筆に込めてください」と話した。
この後児童生徒は15分間練習をして黙想、清書を前に気持ちを集中させた。
清書に入ると表情は一変。目の前の半紙と向き合い、日ごろの練習の成果を発揮しながら一文字一文字を力強く書いた。中には手や頬を墨で真っ黒にする児童も。それぞれ集中力を高めて書に打ち込んでいた。
閉会後、親泊さん、下里真智子さん、宮国玲子さんの3人が審査を行った。学年ごとに▽基本点画▽字形▽文字の大きさ▽文字の配列-などをチェックし、入賞作品を決めた。
南小4年の瑞慶覧琉華さんは「とても緊張したけど練習通りに書けたので良かった」と満足顔。新年の目標は「もっと書がうまくなりたい。勉強やスポーツも頑張ります」と話した。
東小6年の奥平乙斗君は「上手に書けました。今年は東京に旅行に行きたいです。サッカーでは優勝したい」と抱負。同じく東小6年の下地海音君は「いろいろなことに挑戦する1年にしたい。きょうはうまく書けたので良い年になりそうです」と笑顔だった。