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産業・経済
2014年1月5日(日)9:00

糖度13・5度、上昇傾向/伊良部工場製糖操業10日

7割のキビが基準以上/多良間の糖度は12・8度


葉殻(ぱーがら)付きの原料が運び込まれている宮古製糖多良間工場=4日

葉殻(ぱーがら)付きの原料が運び込まれている宮古製糖多良間工場=4日

 サトウキビの搾り汁を原料に砂糖を製造している宮古製糖伊良部工場の2013~14年期操業は4日、先月25日の製糖開始から10日が経過した。平均糖度は13・5度と操業初日の13・4度と比べ上昇傾向。約7割のキビが基準(13・1度)以上を占めた。砂糖の初出荷は10日ごろを予定している。品質の低調な多良間工場では、今後の持ち直しに期待が懸かっている。

 伊良部工場には3日までに、4763㌧の原料が搬入された。

 糖度区分別の原料構成比は13・0度以下が31・0%。13・1~14・3度(基準糖度帯)が54・2%、14・4度以上が14・5%となった。糖度の最高は17・3度、最低が10・1度だった。

 今期の操業では昨年10月上旬に襲来した台風23号の影響が懸念された。同工場によると葉が裂けていた裂傷被害は回復し糖度も基準値を取り戻した。今後も好天(晴れなど)が続けば、糖度は伸びていくと期待を込める。

 品種構成比は「農林27号」が収穫面積の5割以上を占め、前期まで主流だった「農林15号」を逆転した。農林27号は、品質収量ともに優れた品種で、宮古本島でも普及が最も進む。生産予想見込み量が約5万6000㌧と前期比4000㌧増えた理由の一つに、農林27号の普及を挙げた。

 ハーベスターでの収穫申込面積は全収穫面積の30%と、前年の17%と比べ倍増した。

 多良間工場には3日までに、1948㌧の原料が搬入された。平均糖度は12・8度と基準値(13・1~14・3度)に届かず初日の12・9度よりも0・1度低下した。低糖度は台風23号の被害からキビが十分に回復せず成熟度が足りていないからだと分析。今後の糖度上昇は熟度と天気次第との見方を示す。

 糖度区分別の原料構成比は13・0度以下が63・4%、13・1~14・3度(基準糖度帯)が33・4%、14・4度以上が3・27%となった。糖度の最高は15・2度、最低は10・3度だった。


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