宮古牛の良さPRへ出発
JAなど関係団体
JAおきなわ宮古地区本部や県、宮古島市、多良間村、和牛改良組合の担当者が7日、宮古牛をPRして購買者の新規獲得を目指す誘致行動に出発した。
計9人が東北と九州に分かれて誘致行動を展開する。2013年の販売高30億円突破のお礼を兼ねて回り、購買者が求める素牛(子牛)の把握に努める。JA宮古地区本部の新城武一郎本部長は「市場のさらなる活性化のために、宮古の素牛を積極的にアピールしよう」と参加者に呼び掛けた。
誘致行動は毎年この時期に行われている。今回の日程は三泊四日。現地では競りに参加する新しい購買者の獲得を目指すほか、意見交換を通して素牛市場に関する情報を集める。
参加者は、九州班が県宮古家畜保健衛生所の高吉克典所長、市畜産課の平良恵栄課長、宮古和牛改良組合平良支部の佐久田寛勇支部長、JAおきなわ宮古地区畜産振興センターの荷川取努次長で構成。
東北(山形)には新城本部長、市農林水産部の村吉順栄部長、多良間村産業経済課の高江洲克一課長、県農業共済組合宮古支所の瑞慶覧栄功支所長、JAおきなわ宮古地区畜産振興センターの平良明憲センター長の5人が出向く。
九州班の訪問先は鹿児島の水迫畜産、牧之原肥育牧場、内山畜産、宮崎では宮崎乳肥農協、皇子原肥育牧場を回る。熊本の大塚牧場なども訪ねる。
東北班は山形の田村畜産や山口畜産、JAみちのく村山、スカイファーム尾崎を訪問する。
宮古空港で行われた出発式で新城本部長は「農家を代表しての誘致行動。宮古牛の良さをアピールし、購買者と意見交換を深めながら市場のさらなる活性化を図りたい」と述べ、誘致行動の意義を強調した。
市農林水産部の村吉部長は「素牛を買う購買者の評価が大切。この行動で意見を集約し、宮古地区における改良技術の向上につなげていきたい」と述べた。