きょうから製糖操業
宮古本島2工場 キビ収穫本格化
沖縄製糖宮古工場と宮古製糖城辺工場は8日、2013―14年産サトウキビの製糖操業を開始する。それぞれ操業開始式を行い、期間中の高品質取引と安全操業を祈願する。今期の沖糖は13万㌧、宮糖城辺は10万7000㌧の搬入を見込んでいる。両工場の操業開始を機に、宮古はサトウキビ収穫の最盛期に入る。
沖糖は午前9時20分、宮糖城辺は同11時から操業開始式を開く。それぞれの開始式には関係機関・団体の代表が出席し、共に豊作と安全操業を祈る。
今期のサトウキビは、厳しい気象条件の影響を受けた。6月下旬から8月にかけての干ばつ傾向で春植えや株出しを中心に生育が鈍化。台風接近に伴う葉の裂傷や塩害でも全体的にダメージがあった。
この影響で、生産量は沖糖が約4000㌧、宮糖城辺が1万㌧ほど前期より減少する見込みだ。
ただ、地区全体では30万㌧台に達することが見込まれており、今後の冷え込みに伴う品質(糖度)の上昇が期待される。
沖糖、宮糖城辺の両工場の製糖操業開始を控え、宮古本島の一部農家は年明け早々から収穫作業に精を出している。8日以降はさらに多くの農家が収穫に繰り出し、ハーベスターも各地で稼働する。
宮古地区は、農家、製糖工場、運搬業者、船会社が慌ただしく動く収穫シーズンに突入する。