世界を視野に合宿に参加/日本陸連U-15トップキャンプ
宮古で初 仲地楓華さん(福嶺中1年)を選抜
福嶺中学校(宮国敏弘校長)が8日、市陸上競技場で会見を開き、同校1年の仲地楓華さん(13)が日本陸上競技連盟(JAAF)U-15トップトレーニングキャンプ参加選手に選抜されたと報告した。宮古島からの参加は初めて。JAAFは全国から優秀選手を中央に集め、世界を視野に、才能発掘と将来一流選手になるための意識付けなどを行う趣旨でキャンプを実施している。
仲地さんは10日に宮古島を出発し、11日から13日まで味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で合宿する。
仲地さんは昨年の県大会に3回出場し、800㍍と1500㍍で優勝した実績が評価されての選抜となった。800㍍の自己ベストは2分29秒50。
全国各県から2人ずつが選抜され、沖縄県からは本島2人、離島から2人の計4人が選ばれた。
仲地さんは「最初に聞いた時には驚いた。トップアスリートと一緒に練習するので、練習方法とか、体調の整え方とかいろいろ学んできたい」と話し「6年後の東京オリンピックも目標にしたい」と抱負を述べた。
宮国校長は「全国レベルの選手と合宿することで、いろいろ学び、さらに成長してほしい。この合宿が人生の大きな分岐点になることを期待し、(選抜されたことを)喜んでいる」と今後の活躍に期待を込めた。
同席した市陸上競技協会の立津辰雄会長は「これまでの実績が評価されての参加。ここでトレーニングをしっかりとして、将来は日本を背負う選手に成長してほしい」と激励した。