キビ刈りなど体験へ/多良間
岩手宮古市から訪問団
【多良間】多良間村が姉妹市村提携している岩手県宮古市の訪問団10人が7日、元気いっぱいに同村に到着した。伊良皆光夫村長は村役場での対面式で「長旅お疲れさま。多良間島は宮古市と違い、今の時期が一番寒い。短い期間だが、多良間島にもう一度行きたいと思えるような良い体験、良い思い出をつくってほしい」と熱烈歓迎した。一行はきょう9日は、キビ刈り、追い込み漁などを体験学習する。
姉妹市村児童生徒体験交流学習の一環。同市から訪れたのは小学生5人、中学生3人、引率の大人2人の計10人。同村の子供たちが3泊4日の日程でホームステイを受け入れ交流を深める。
対面式では、伊良皆村長、友利哲市教育長、子供たちが温かい拍手で迎え入れた。
訪問団を代表して佐々木善崇君は「東日本大震災の時は、多良間村の皆さんにたくさんお世話になり感謝しています。4日間、多くの島の人たちと触れ合いながら感謝の気持ちを伝えるとともに、宮古市で経験、体験できないことをたくさん学びたい」と意欲を見せた。
友利教育長は、昨年12月に子供たちと一緒に同市を訪れ、交流の輪が広がったことに感謝した上で「たくさん体験し、楽しい思い出をつくってください」と激励した。