40%が緊急性低い/110番受理件数宮古島署管内
昨年3225件、前年比197件減/路上寝含む「泥酔者」が430件
10日の「110番の日」を前に、宮古島警察署(宮城英眞署長)は7日、昨年1年間の同署管内の110番受理件数と状況を発表した。受理件数は3225件で前年と比べ197件減少した。このうち「要望・苦情・相談」が497件で全体の15・41%、「各種照会」が875件で27・13%となり、緊急性を伴わないものが半数近くを占めた。
次いで「交通関係」が14・67%、路上寝を含む「泥酔者」が430件で全体の13・33%を占めた。平安座悟副署長は「緊急時の対応が遅れるなどの影響が出るので、急ぎでないものは代表電話(72・0110)か、相談などは警察相談専用電話(#9110)を利用し、特にいたずら電話は絶対にしないでほしい」と呼び掛けている。
宮古島署の代表電話(72・0110)への直接通報は3477件で110番通報と合わせると6702件で、前年よりも417件減少した。
110番と同署への直接通報の受理件数のうち、緊急性を伴わない「要望・苦情・相談」が1305件で全体の19・47%を占めている。
次いで「泥酔者」に関する通報は1021件で前年比14件の減。「泥酔者」に含まれる「路上寝」の通報件数は694件で「泥酔者」全体の67・97%と高い。
「刑法犯関係」は619件で全体の9・23%を占めている。「けんか口論」は334件で飲酒に絡む事案がほとんどであることから、同署は節度ある飲酒を呼び掛けている。
同署では110番通報の正しい利用を呼び掛けるとともに、「110番の日」の10日午後3時から、サンエーショッピングタウン宮古衣料館前で、広報イベントを実施する。