島の産業、キビ刈りに挑戦/多良間村
宮古市の児童・生徒8人
【多良間】多良間で体験交流活動を展開している岩手県宮古市の児童生徒8人は9日、サトウキビの手刈りに挑戦。かまでキビの根元を刈り取り、葉をそぎ落とし、トラックに積み込みやすいように山積みにした。住民らは、児童生徒たちの奮闘に感動した表情を見せていた。
訪問団は、津軽石小学校(湯原尚子校長)6年の鈴木博士君、砂合智也君、太長根日向君、山根そよ夏さん、田村美桜さん、津軽石中学校(笹川正校長)2年の佐々木善崇君、長谷川奈々子さん、野邑愛海さん、引率の湯原校長、市教育委員会の山火敏幸指導主事の10人。
キビ畑所有の西原輝さんが受け入れを快諾し、ホームステイで受け入れている富盛玄三さんがキビ刈りの作業手順を指導した。児童生徒たちは機敏な動きで作業をこなしていた。
佐々木君は「キビ刈りは初めての体験だったので、楽しかった。刈り取りの要領が分かると、簡単に収穫できた」と声を弾ませていた。
キビ刈り体験後、海岸沿いにある「宮古市の森公園」に移動。キビを搾ったジュースを試飲したほか、記念植樹を行った。
この日は寒気の影響で冷え込んだが、児童生徒たちは追い込み漁にも挑戦した。「冷たい」と歓声を上げ、水しぶきを上げながら魚を追い込んでいた。