カボチャ出荷始まる/JA取り扱い
作柄良く大玉傾向
JAおきなわ宮古地区営農振興センターが取り扱う2013年度産カボチャの出荷が始まった。今期の出荷量は前期実績の317㌧と比べ2倍以上の700㌧、販売額は1億9600万円(同比1・7倍)を目指す。
現在出荷されているカボチャ(10月定植)の作柄は良く、1個の重さが2㌔を超えるビッグサイズが多い。11月に植えたカボチャも低温と日照不足の影響が心配されていたが、今年に入って天気が回復し、豊作の期待が高まった。
JAカボチャ専門部会の川満幸一部会長によると、本土市場では北海道や鹿児島産の販売がほぼ終わり、県産の出番となった。
宮古産カボチャは「完熟」が一番のセールスポイント。川満部会長は「高く売るためには、完熟はもちろん、2㌔以上のカボチャ生産が必要」と強調した。
宮古産カボチャの品質評価は高く、昨年の県野菜品評会では仲間茂盛さん=上野=が金賞に輝いた。
出荷計画の地区別割合は伊良部が最も多く、全体700㌧の約5割(337㌧)占めた。
宮古のカボチャ生産は1980年に最盛期となり、同年のJAの数字は出荷量2683㌧、販売額6億3200万円に達した。その後、外国産に押されて激減。近年は国産指向などに伴い復活した。