なでしこが来た!
学校訪問し交流/大儀見さんら3選手
講話やミニゲーム楽しむ
「なでしこがやって来た!」-。サッカー女子日本代表の大儀見優季さん、鮫島彩さん、高良亮子さんの3選手が17日午後、市内の学校を訪問した。世界一になったなでしこジャパンのメンバーの来校に児童生徒は大喜び。3選手を握手攻めにしたり、たくさんの質問を浴びせたりした。3選手はサッカークリニックにも参加し、女子の児童生徒とミニゲームを楽しんだ。
大儀見さんは平良第一小学校を訪問して4~6年生の児童を前に語った。「私は小学校のときから日本代表になりたかったし、世界のリーグで活躍したいと思い続けていた」と目標設定の大切さを呼び掛けた。その上で「夢や目標はかなわないことがあるかもしれないけど、達成するために考えたこと、努力したことの方が大切」と話した。
質問タイムになると「リフティングは何回ぐらいできますか」「シュートがうまくなる方法は」などの質問があった。
リフティングは「小学5年生か6年生のときに、1000回続けたことがあります」と回答。シュート練習は「ディフェンスやキーパーをイメージして練習すること」と助言した。
交流の時間が終わると子供たちが駆け寄って握手攻めに。世界一になったスター選手と触れ合って飛び切りの笑顔を見せていた。
鮫島さんは北中学校を訪問して講話。東日本大震災を振り返りながら「嫌なことがあっても一生懸命生きることが大切」と生徒たちに語り掛けた。
県出身の高良さんは東小学校の児童と交流した。リフティングの回数で「5000回」と答えると児童は驚きの声を上げた。プロになるためには「とにかく毎日の練習を一生懸命頑張ることが大切」と答えた。
学校訪問後は市前福多目的運動場に移動して自主トレとクリニックを行った。
子供たちは憧れのプロ選手とミニゲームで交流。その高い技術に驚きながら貴重な時間を過ごした。