鏡開きで高値祈願/JA宮古家畜市場
初競り式典で決意新た
JAおきなわ宮古家畜市場の2014年初競りの式典が19日開かれた。JAや宮古島市などの関係団体と生産者ら多数が参加し、鏡開きや一本締めを通して向こう1年の上質な素牛生産と高値取引を祈願した。式典後の初競りの総販売高は2億円に達し、市場は終日高値に沸いた。
式典は午前8時50分から開かれ、はじめにJAおきなわの砂川博紀代表理事理事長があいさつし、沖縄の素牛の評価を高めた購買者に感謝した。その上で「JAは生産農家、行政との連携を強化して肉用牛振興を推進し、農家所得の向上に取り組む」と述べ、一層の購買に期待を込めた。
続いて前年の競りで1億円以上を買い付けた購買者に記念品を贈呈した。
来賓祝辞で下地敏彦市長は「昨年は販売高30億円を突破した。これは快挙」と話し、生産者の努力をたたえるとともに年間を通して宮古の素牛を買い付けた購買者に感謝した。「宮古の子牛は買いやすいという高い評価がある。もっと良い牛をつくろう」と述べた。
この後、砂川代表理事理事長や下地市長ら関係者が鏡開きを行った。市議会の真栄城徳彦議長が乾杯の音頭を取り、式典の参加者全員で祝杯を上げて向こう1年の高値取引を祈願した。
最後は和牛改良組合の平良一夫組合長による一本締めで決意を新たにした。
この後、14年最初の競りがスタートし、市場は終日高値に沸いた。
13年競りで1億円以上を買い付け、記念品の贈呈を受けた購買者は次の通り。
水迫畜産▽大塚牧場▽山口畜産▽唐津農業協同組合▽皇子原肥育牧場▽みちのく村山農協▽藤嶺牧場▽秋山畜産▽宮崎乳肥農協▽田村畜産▽JA鳥取中央▽もとぶ牧場