産業・経済
2014年1月21日(火)9:00
子牛最高60万円/多良間家畜市場で初競り
【多良間】JAおきなわ多良間家畜市場で20日、2014年の牛の初競り式典が開かれた。大勢の畜産農家や畜産関係者らが今年1年の高値取り引きを折念した。式典後開かれた初競りで、伊良皆光夫村長が引き連れて上場した「1番牛」は多良間で最高値60万6000円の値がついた。幸先良いスタートに会場は喜びに沸いた。
会場は紅白幕が飾られ、新春のムードに。伊良皆村長が宮城行雄さん=字塩川=所有の「勇気号」を引き連れて登場し、一気に盛り上げた。
式典で、伊良皆村長は「去年は畜産農家にとって喜びの年でした。これも離島である多良間家畜市場に足を運んで頂いている購買者のおかげ。畜産農家や購買者の皆さんに感謝し、今年の高値上昇に期待する」と激励した。
村議会の森山実夫議長が乾杯の音頭を取り、競りのさらなる発展を祈念した。
この日は去勢127頭、雌77頭、成牛18頭の計222頭が上場され、全頭の取り引きが成立した。会場では、子牛1頭の価格が50万円以上につり上がるたびに歓声が沸き起こっていた。