葉タバコ植え付け始まる/下地高千穂
26億円の販売目指す
2014年産葉タバコの植え付けが始まった。同作業は2月中旬ごろに終わり、栽培管理を経て収穫は3月下旬に始まる。今年は138戸の農家で26億4000万円の販売を目指す。
今期の葉タバコは昨年12月の播種や育苗、苗の仮植、マルチ張りなどの作業に次いで畑での植え付けとなった。
苗は昨年暮れからの冷え込みの影響で、平年と比べてやや小さいという。農家は「今後天気が回復して苗がすくすくと育ち、大豊作になってほしい」と願っている。
好天の下、下地高千穂の畑では24日農家が「AP-1」という機械を使い植え付けをしていた。「AP-1」は、植え付けから収穫まで、各栽培ステージの作業に使える万能機。同機の登場で農作業が楽になり、後継者が育ったといわれる。
宮古地区の14年産葉タバコの地区全体の耕作面積は586㌶で、前期と変わらない。地区別の耕作面積と農家数は平良61㌶(16戸)、城辺204㌶(40戸)、下地134㌶(31戸)、上野118㌶(28戸)、伊良部47㌶(14戸)、多良間が21㌶(9戸)。
今期の目標には①10㌃当たり収量226㌔②キロ単価1990円③10㌃当たり販売額45万円-を示す。今年の課題には、低水準で推移する反収の向上を掲げる。