修学旅行生の誘客へ/スカイマーク
西久保社長市に伝える/宮古路線増便も
スカイマーク(SKY)の西久保愼一社長は24日、市平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、来年から茨城県を中心とする北関東圏の学校を対象に宮古島への修学旅行を誘客するため、営業展開していることを伝えた。同社が修学旅行をターゲットに営業を展開するのは今回が初の試み。また、現在、2往復の宮古-那覇路線を年内に増便する計画であることも併せて報告した。
同社は昨年12月から成田-米子、神戸-米子線を開設し現在、成田-ニューヨークを結ぶ国際線開設に向け、大型機材のエアバスA380の導入計画を進めている。新規機材の導入などにより、現在、通常に統一運航しているB737機に余裕が出ることなどから、茨城-宮古間に修学旅行用チャーター機を就航させるなどし機材を有効活用する。宮古、八重山を中心とする新規修学旅行の開拓を行い搭乗誘客を図りたい考えだ。
報告で西久保社長は「修学旅行のツアーを組むことで、積極的に宮古の観光振興にも寄与したいと思う。とりわけ、茨城などの北関東エリアの生徒たちに美しい宮古の海を楽しんでもらうことを望んでいる」と述べ、遊泳が可能な5~6月中旬ごろに修学旅行のツアーを組みたい旨を述べた。
これを受け下地市長は「実にありがたい話だ。5月は全国フラダンス大会も定期開催する予定なので、季節的にも最適だと思う」と述べ、同報告を歓迎した。
市長への報告後、西久保社長は「沖縄本島と宮古の海の美しさは格段に違う。双方向での修学旅行利用が増えるようになればありがたい」と述べ、アンケート調査を行った上で、利便性の向上に努めるとともに先島路線の活性化に向け取り組む考えであることを話した。