「マル経融資」実績で表彰/小規模事業者支援の功績評価
宮古島商工会議所
宮古島商工会議所(中尾英筰会頭)がこのほど開催された第112回日本商工会議所通常会員総会で、小規模事業者経営改善資金融資制度(マル経)関係の優秀な実績が認められ、日本商工会議所会頭表彰を受けた。
中尾会頭と同会議所の経営指導員4人が22日に会見を開き、喜びの報告を行った。
中尾会頭は「長引く不況で零細企業は厳しい状況が続いている。そうした中で、小規模事業者を支援する同制度の実績で評価を受けたことを誇りに思う。これからも同融資制度を積極的に活用することで企業の体質強化を図れば、それが地域の活性化にもつながると思う」と述べた。
マル経融資制度とは、経営改善を図ろうとする小規模事業者をバックアップするため無担保、無保証人、低利で融資する制度。
2009年度の宮古島商工会議所の実績は、経営指導員4人による融資件数が153件、融資金額は億7600万円。
経営指導員1人当たりの融資件数で宮古は全国平均6・73件を大きく上回り38・3件となったことなどが評価された。
宮古でマル経融資を受けるには、融資を希望する小規模事業者が商工会議所に申し込み、同会議所は審査会を実施し会頭名で沖縄振興開発金融公庫に推薦。同公庫は審査を行い融資を決定する。
融資限度額は1500万円。担保・保証人は不要(本人保証も不要)。
返済期間は、運転資金が7年以内(据置期間1年以内)、設備資金は10年以内(同2年以内)となっている。
同総会では、全国16の会議所が表彰され、県内から宮古島商工会議所と沖縄商工会議所が表彰を受けた。