春季キャンプが始動/オリックス
初日から練習に熱/あす3日は紅白戦予定
オリックス・バファローズの春季キャンプが1日、宮古島でスタートした。A組(1軍)は市民球場で同日午前10時、選手全員によるランニングで練習を開始。野手は打撃練習で快音を響かせたり、投手はブルペンでの投げ込みを行うなど、初日から熱のこもった練習が行われた。あす3日には紅白戦を予定している。
練習冒頭のランニングとウオーミングアップ終了後は、野手組と投手組に分かれての練習が行われた。野手組はベースランニングやキャッチボールに続き、シートノックなどの守備練習、午後からは打撃投手やピッチングマシンを相手にしての打撃練習やバント、走塁の練習などに汗を流した。
投手組はキャッチボールやトスバッティングに続き、守備連携やバント処理、けん制などの練習を行った。その後、多くの投手がブルペンに入り、捕手を座らせて力のこもった球を投げ込んでいた。
県出身で今年入団5年目を迎える比嘉幹貴投手もブルペンに入り約60球を、ドラフト1位入団の吉田一将投手も35球を投げた。
比嘉投手は今キャンプの抱負について「開幕1軍、一年間1軍が目標。残り2カ月間しっかりと体づくりをしたい。宮古島キャンプではいつも温かい声援をもらい感謝している。今年も頑張りたい」と語った。
吉田投手は今回の投球練習を振り返り「初日なのでバランスや感触を確かめようと思っていたが、感触にあまりずれがなく良かった」と述べたほか、今後の目標については「2桁勝利、150イニングを目標に設定しているので、達成できるよう取り組んでいきたい」との考えを示した。
キャンプ初日の練習を終え森脇浩司監督は「やっと始まったという感じ。昨年よりも選手の意気込みを強く感じる。初日の選手の動きは予想通りだが、これで満足するわけにはいかない。常にゲームでの成果から逆算し、内容の濃い練習を重ねていきたい」と語った。