ツバキ200本を植樹/伊良部島新緑会
30人参加し緑化活動
伊良部島新緑会のメンバーが2日、伊良部島の塩田公園などにツバキ200本を植樹した。同公園周辺の清掃活動も行い、緑化と環境の美化に努めた。今回の活動には島内外から約30人が参加、緑化への関心は広がりを見せている。
新緑会は2008年に結成され、毎年この時期に植樹と清掃を実施し、緑を増やす運動を続けている。
活動は本土で暮らす伊良部出身者を中心に広がり続けており、今回は東京と千葉から2人ずつ、愛知、大阪、兵庫からそれぞれ1人が駆け付け、地元からは約20人が参加した。
この日は塩田公園のほか下地島やゴルフ場にもツバキを植えた。参加者は小雨の中、重機やスコップで土を掘り起こし、一本一本の木を丁寧に植え付けた。
活動後は交流会を開いて和やかに交流。1日を振り返りながら一層の緑化活動の展開を誓い合った。
東京から参加した小野江里子さんは、昨年、新緑会発起人の平良玄照さんと知り合い、緑化活動への参加を決めた。「ここにいるみんなが伊良部島のことを大切に考えている。ぜひ私も参加してこの活動を広めたいと思った」と話した。
発起人の平良さんは「活動が広がっているのでうれしい限り。今後も島の緑を広げていきたい」と活動の充実に意欲を示した。