憧れのプロ選手が指導/オリックス野球教室
10チーム、134人が参加/投打、守備の基本学ぶ
宮古島で春季キャンプ中のオリックス・バファローズによる少年野球教室が11日夕、キャンプ第3クール初日の練習終了後に市民球場で開かれた。市内の少年野球チーム10チームから134人の球児が参加。憧れのプロ選手から直接、投球、守備、打撃の基本について指導を受けた。
同教室には、オリックスキャンプA組(1軍)メンバー40人の全員が参加。開会式では選手を代表して堤裕貴内野手が「短い時間ですが集中して、分からないことがあれば聞いてもらって、しっかり学んで帰って下さい」とあいさつした。
指導は各チームごとにプロ選手4人が付いて、キャッチボール、ゴロ捕球、バッティングの順番で行われた。プロ選手たちは子供たちのプレー見ながら、気になった部分を助言。キャッチボールでは相手の胸に目掛けて投げることや、ゴロ捕球ではしっかりと腰を落としてグラブを出すこと、バッティングではボールにバットを当てにいくのではなく、しっかりと振り切ることなどを呼び掛けた。子供たちの腕や肩などを持って正しいフォームを教えたり、実際に手本を示してみせながら指導する選手もいた。
教室終了後の閉会式では、少年野球チームを代表して伊良部ガッツの佐久間一晟主将が指導への礼を述べるとともに、「今回、習ったことは試合や練習で生かして頑張っていきたい。オリックスの皆さんも優勝を目指して頑張って下さい」とあいさつした。
坂口智隆外野手や金子千尋投手らから指導を受けた東少年ヤンキースの花城蓮主将は「坂口選手からは、ヒットを打つためにはバットに確実にボールを当てることが必要と教えてもらった。ボールを投げるときには相手の胸へ目掛けて投げるということも勉強になった」と感想を述べるとともに、「プロ野球選手は軽く打っても強い打球になるところがすごいと思った。将来は自分もプロ野球選手になりたい」と語った。
最後は各チームごとに選手たちと記念写真を撮影した。