11/25
2024
Mon
旧暦:10月24日 先負 壬 
産業・経済
2014年2月13日(木)9:00

県外野菜高値スタート

JA1月末実績 品薄が相場上げる


高値傾向で推移しているトウガン(資料写真)

高値傾向で推移しているトウガン(資料写真)

 JAおきなわ宮古地区営農振興センターが取り扱う今年の本土出荷野菜は、高値スタートを切った。高値の要因には、品薄に加えて宮古産野菜の品質の良さを挙げた。同センターが昨年4月から今年1月までに取り扱った県外出荷野菜の総販売額は、前年同期と比べ微増の4億1100万円。総出荷量は1368㌧で前期比104㌧(8%)増えた。

 1月の品目別キロ単価はゴーヤー504円(前年同月498円)、トウガン251円(同211円)、オクラ1168円(同1111円)、インゲン1164円(同1010円)-といずれも前年同月より高値だった。

 宮古の野菜生産農家の栽培技術は年々向上し、市場から高い評価の声が聞こえるという。

 宮古産野菜は県の品評会でも毎年金賞を受賞し、今年もカボチャ(伊佐博勝さん、伊良部)、トウガン(嵩原健一さん、下地)、ニガウリ(平良二美さん、上野)の3品目で金賞に輝いた。

 昨年4月から今年1月末までの品目別累計販売額はゴーヤーの1億9800万円(同比10%増)が最も多く、全体の約5割を占めた。販売量は505㌧(同比21%増)だった。

 ゴーヤーは苦みが特徴。栄養分はビタミンCを豊富に含む。1988年のウリミバエ根絶に伴い、本土出荷が可能になった。消費拡大にはNHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」も一役買った。

 宮古はトウガンの主要産地で、冬場の本土市場では宮古産が取引量のほとんどを占める。1月は昨年末の低温や日照不足の影響で品薄となり、相場を上げた。

 トウガンの累計販売額は1億800万円(同比16%減)。数量は671㌧(同比4%減)となった。

 オクラは近年生産機運が高まり、昨年4月には拠点産地に認定された。ほぼ毎日収穫し毎日のように現金が入ってくるため「金のなる木」と好評という。販売額は5300万円(同比7%増)、数量は66㌧と同比8%増えた。

 カボチャは同比31%増の3100万円。数量も102㌧、同比85%増と大幅に伸びた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!