14、15日操業休止/沖縄製糖
雨続きハーベスター稼働せず
沖縄製糖宮古工場は雨天続きでハーベスターが稼働せず原料(サトウキビ)が不足しているため14、15の両日、操業を休止する。その間に原料をためて16日に再開する予定。ただ同日に雨が降った場合は、再開を延期することもある。
宮古のキビ作農家は年々高齢化が進み、収穫をハーベスターに頼る農家が半分以上になった。
沖糖が8日に操業を開始してから、13日までに搬入された原料は6万3080㌧。このうちハーベスターで収穫した原料は50・3%を占めた。先月28日が最大で、68%だった。
好調に搬入されていたハーベスター原料は雨天に伴い、10日には35㌧(構成比2%)に激減。11日190㌧、12日も550㌧と少なく13日には底を突いた。
同工場の場合、圧搾量が日量1000㌧を下回ると、ボイラーの燃料に使用するバガスが不足し、採算が厳しくなるため、操業継続は困難になるという。
同工場の悪天候に伴う操業休止は10~11年期に2日間、11~12年期に5日間あった。
同工場管内では46台のハーベスターが稼働しているが、砂川玄悠専務は不足していると指摘。原料の安定確保には、あと20台程度のハーベスター導入が必要との考えを示した。