一本締めで打ち上げ/オリックスキャンプ
森脇監督「意識向上し有意義」
2月1日から市民球場で行われていたオリックス・バファローズA組(1軍)の宮古島春季キャンプが21日、18日間の全日程を終えた。練習終了後、選手会長でキャプテンの坂口智隆選手の音頭による一本締めでキャンプを打ち上げた。森脇浩司監督は「中心選手の意識向上が見られ有意義だった」と振り返った。
今キャンプ期間中は天候が不順で、雨天のため練習時間の一部または終日でグラウンドが使用できない日もあったが、紅白戦を5試合行うなど実戦に向けた練習が行われてきた。
最終日も選手たちから積極的に声が出る、活気あふれる練習が行われた。
練習終了後、選手と監督、コーチ陣が市民球場のマウンドを中心に輪を作ると、坂口選手の音頭に合わせ全員で一本締めをしてキャンプを打ち上げた。
森脇監督は今キャンプを振り返り、「中心選手の意識の向上がしっかりと見ることができ有意義だった。プレーの精度向上につながること、結果につながることを頭で理解して戦う姿勢に近づいてきていると感じた」と手応えを示した。シーズンに向けては「1年間通して毎日、チーム内で競争するシーズンになると思う」との考えを語った。
坂口選手は、キャンプについて「毎日、量も質も良い練習ができ順調だった。もともと明るいチームだが、今年はベテランや実績のある人が率先して元気を出してくれたので、若い人もそれに乗ってやりやすかったと思う」との感想を述べた。
A組メンバーのうち、金子千尋、平野佳寿、馬原孝浩、井川慶の4投手と糸井嘉男外野手は宮古島に残り、きょう22日から下地球場から市民球場に場所を移して練習を行うB組(2軍)とともに調整を行う。
キャンプを打ち上げたメンバーは、きょう22日に北谷町で行われる中日とのオープン戦に向け沖縄本島へ移動した。また25日から28日までは高知で第2次春季キャンプを行う。