青森から大量の雪/久松五勇士会がプレゼント
上野小の児童ら大歓声
久松五勇士会(粟国恒広代表)が21日、上野小学校(上里雅章校長)に雪のプレゼントをした。児童のほとんどが初めて見て、触る雪に大きな歓声を上げながら、雪合戦などを楽しんだ。 同会は2年前から海上自衛隊の支援を受けて、久松小学校に雪のプレゼントをしている。今年は、久松小以外の小学校にも贈りたいと、同会が上野小学校にプレゼントした。この日届いたのは約500㌔。
児童は学年ごとに分かれて、雪遊び。「冷たーい! 軟らかーい!」などと元気な声で雪遊びに興じていた。
上里校長は「この雪は青森県から届いた。久松五勇士会など支援してくれた皆さんのおかげ。感謝の気持ちを持って、楽しんでほしい」と話した。
粟国代表は「青森の雪に触って、向こうの子どもたちはこの雪の中で生活していることなど考えて、楽しんでほしい」と呼び掛けた。
児童会長の川田琉理さん(5年)が「宮古は雪が降らないので、触ることもできない。久松五勇士会の皆さんのおかげで触ることができた。ありがとう」と礼を述べた。
同会は上野小学校のほか福寿保育園にも雪をプレゼントした。
例年は民間航空で貨物として運ぶが、今年は海上自衛隊第五航空群(大瀬戸功司令)が飛行慣熟訓練の一環で宮古島に来島する機会があったため、海上自衛隊機で輸送の支援をした。