「3賞」受賞を祝う/狩俣自治会
豊かな地域づくりへ決意/ふるさと百選 交通安全功労賞 優良公民館賞
平良狩俣自治会(上原正行会長)は23日、同集落センターで「宮古地区交通安全功労賞」「県優良公民館賞」「沖縄、ふるさと百選」の三つの受賞祝賀会を開いた。地域住民や関係者が出席し受賞を祝うとともに、豊かな地域づくりへ決意を新たにした。
同地区は交通安全活動を積極的に推進し地域における交通安全思想の普及向上に努め、交通事故防止に大きく貢献したとして昨年5月に宮古島暑と宮古地区交通安全協会から表彰された。
昨年11月には県公民館連絡協議会から、多年にわたり優れた公民館活動を展開し地域住民の生活文化の振興と社会福祉の増進に寄与したとして優良自治公民館として表彰された。
さらには今年2月、定住促進や修学旅行生の民泊受け入れ、児童生徒を対象にした農漁業体験を実施していることが高く評価され「沖縄、ふるさと百選」に認定された。
あいさつに立った上原会長は「三つの受賞は自治会にとって大きな名誉である。この受賞を機会に、地域間の連携で笑顔あふれる古里づくりを目指していく」と述べた。
今後の取り組みとして①インターネットを利用した地域の行事や史跡の紹介②U・Iターン者の受け入れ強化③農産物のネット販売-を挙げ「地域の発展に役立つ施策を実施し住み良い豊かな地域づくりにまい進していく」と決意を示した。
来賓の下地敏彦市長は「狩俣地区は宮古の集落の原点だと思う。この雰囲気はぜひとも残してほしい。三つの賞に共通するのは地域の団結心、地域を良くしようという気落ち、子供たちの健やかな成長を願うこと。受賞を契機にさらに良い集落をつくってほしい」と話した。
舞台では子供会や老人クラブ、婦人・女性の会、青年会、体育協会、交通・防犯支部などのメンバーが、祝いにふさわしい余興を披露。幕間には県宮古事務所の安里肇所長(代理)や在沖狩俣郷友会の根間武男会長らが乾杯の音頭で盛り上げた。最後は全員で「万歳三唱」を行い、狩俣地区のさらなる発展へ気持ちを一つにした。