防犯カメラ 学校内設置で議論/市教委定例会
本土企業が無償設置打診
宮古島市内において、防犯カメラ機能を備えた自動販売機の設置が検討されている。本土企業が市に打診しているという。学校内も含めて広い範囲に設置する計画で、市が負担する費用はゼロ。25日午後に開かれた市教育委員会(宮国博委員長)の定例会と市への取材で分かった。市教委は安全確保の観点から、学校内防犯カメラの必要性については認識を共有した。
市によると、この自動販売機は防災、防犯の両方の機能を備える。災害時を想定した通信機能のほか、犯罪の抑止や早期発見につながる防犯カメラとしての役割も担うという。
ただ、既存の自動販売機を設置する地元業者との競合や、市民のプライバシー確保の観点から設置の可否については慎重に検討、調整を進める考えだ。
担当課は「市街地への設置になると当然プライバシーの問題があるので地域との協議は必要」とした。
定例会でこの件を議論した教育委員会は、学校内における防犯カメラの設置そのものについては必要性を共有した。一方で、「詳細が不明」として突っ込んだ議論は裂けた。
定例会ではこのほか、市議会3月定例会に上程している2013年度一般会計補正予算案(教育費)や14年度当初予算案の説明などが行われた。