優秀教職員で文科大臣賞/宮総実の前里教諭
環境班の指導認められる
地下水保全活動に取り組む宮古総合実業高校の環境班を指導してきた前里和洋教諭が優秀教職員として、文部科学大臣表彰を受賞した。同校からの同賞受賞は宮古農林と翔南高校が統合し新高校になって以降、前里教諭が初めて。表彰式は1月27日に東京都のメルパルクホールで行われた。
伊志嶺秀行校長は「環境班とともに取り組んできた研究の成果が認められたと思う。地下水保全を目指して、有機肥料のバイオ・リンを開発し日本ソバも栽培した。環境班は水のノーベル賞といわれるストックホルム青少年水大賞など数々の賞を受賞した。今後は宮古島のエコ活動と連携した研究を深めてもらいたい」と祝福した。
前里教諭は「賞は指導していただいた先生方や同僚職員の協力のおかげ」と感謝。その上で「環境班の活動の一環で地下水保全の研究に取り組んできた。研究には多くの卒業生たちがかかわり、後輩に引き継いでいる。今後とも賞に恥じないよう、生徒たちと一緒に一生懸命研究に精進したい」と抱負を語った。
今回の県内からの文科大臣優秀職員表彰は15人で、うち高校は4人。小学校では宮古島市立狩俣小学校の棚原美由紀教諭も受賞した。