テーマソング楽曲が決定/第30回トライ大会
愛知県在 鈴木氏の作品選ぶ
今年で30回目の節目を迎える全日本トライアスロン宮古島大会のテーマソングの楽曲に、愛知県在住の作曲家である鈴木直己氏(49)の応募作が選ばれた。大会長を務める下地敏彦市長とテーマソング選定委員会の宮国敏弘委員長らが3日、市役所平良庁舎で会見を開き発表した。
大会実行委員会では第30回の記念大会開催に当たりテーマソングの制作を決め、まずは歌詞を募集。1月22日に、高校生2人を含む計8人の選定委員が応募42作品を審査し、北海道在住の濱田武弘氏(46)の「ゴール」を選定した。その後、楽曲の募集を行ってきた。
楽曲募集には県内外から17件の応募があり、選定委員が2月18日から23日に掛けて各自で審査し、24日に選定委員会を開き審議した結果、全会一致で鈴木氏の作品が選ばれた。
選定の経緯について下地市長は、「誰にでも親しみやすいメロディーで、簡単に覚えられ、伴奏なしでも歌いやすいメロディーであることを選定基準として選んだ。アップテンポの明るい曲なので、ぜひ広く市民に聞いてもらい親しんでもらいたい」と語った。
宮国委員長は「応募作にはロック風なものや音頭、校歌っぽいものなどもあり、幅広い年齢層から応募があった。選定曲は元気でインパクトがあり、小中学校の吹奏楽部が喜んで演奏したくなるような、サビの部分が耳に残る曲。運動会で振りを付けて踊れるとの意見もあった」と説明した。
鈴木氏は今回の決定について、「今回の作曲に当たり、勇気と希望、夢、青い海と空をキーワードとし、選手たちへの応援歌として元気が出る、前向きな作品に仕上げたいという気持ちで制作した。この曲を聞いて、大会が大いに盛り上がり、たくさんの感動の物語が生まれることを願っている」とのコメントを寄せた。
テーマソングは今後、選定委員の一人である下地暁氏による編曲が行われ、歌唱者の選定、関係者による試聴会を経て、今月中旬に歌と楽曲を録音して完成となる。完成曲は同24日に記者会見での披露を予定している。