交通死亡事故ゼロ2年達成/宮古島署管内
5万人以上では県内初
宮城署長 「関係機関と連携の結果」
宮古島署(宮城英眞署長)は7日、同署管内で交通死亡事故ゼロ2年(2012年3月7日~14年3月6日)を初めて達成したと発表した。県内で人口5万人以上の自治体で交通死亡事故2年ゼロ達成は初。県内14警察署で2年間ゼロを達成したのは本部署と宮古島署のみ。宮城署長は「引き続き交通死亡事故ゼロを維持できるよう、関係機関団体と連携を密にして交通安全対策を推進したい」と述べた。
同署管内の2013年の交通事故発生件数は115件で前年比で10件の減、死亡者数は0人で前年比2人減、負傷者数は139人で前年比11人の減。
宮城署長は「交通死亡事故ゼロ2年を迎えることができたことは自治体、宮古島地区交通安全協会(宮里敏男会長)、交通安全ボランティアの人たちとの交通安全思想の普及、高揚と交通事故抑止のための活動に取り組んだ結果」と活動の有効性を挙げた。
宮里会長は「みんなの協力で2年間達成できてありがたいと思う。これを新たなスタートに3年目に向け頑張りたい。このように達成できたということは、ボランティアとしても、活動のやりがいがある」と今後にむけて、さらに積極的な取り組みの姿勢を示した。
宮古島署、地区交通安全協会はこれまでも交通事故抑止対策として、関係機関と協力し、飲酒運転根絶対策として宮古島まもる君、まるこちゃんを活用した広報啓発や飲食店などの協力を得て、飲酒運転根絶機運の醸成を図ってきた。
また、これまでに宮古地区タクシー協会や交通安全学区自治会など管内の230事業所や団体(宣言人数6116人)が「飲酒運転根絶宣言」をしている。
さらに同協会や自治会などが各家庭を戸別訪問し、交通事故防止や飲酒運転根絶に向け「お茶の間訪問」作戦による啓発活動など地道な取り組みを進めている。