全体合奏で心一つに/全宮古吹奏楽祭
吹奏楽の魅力発信/出演200人が練習成果披露
第27回全宮古吹奏楽祭が8日午後、マティダ市民劇場で開催された。小学生から一般まで9団体200人余が出演して吹奏楽演奏を披露。最後は全体合奏で心を一つにした。子供たちはその豊かな感性を音に乗せて表現、毎日の練習で磨いた演奏技術を堂々と発表して大きな拍手を浴びた。
吹奏楽祭は宮古地区吹奏楽連盟(長濱隆会長)が主催している。開会式で長濱会長は「出演者一人一人がそれぞれの思いを持ってこのステージに上がって演奏すると思う。今までの練習を思い出しながら、大いにパワーを発揮して頑張ってほしい」と激励を込めた。
引き続き、吹奏楽で優秀な成績を収めた児童生徒を表彰。各コンクールで上位に入賞した実績と日ごろの努力をたたえた。
この後、東小学校を皮切りに演奏が始まった。同校はスウェアリンジェン作曲の「インヴィクタ序曲」を演奏。南小は同氏作曲「センチュリア」を披露した。
宮古吹奏楽OB会は重厚かつ繊細な演奏で聴衆を魅了。アニメ・メドレーで高い演奏技術を見せた。
北中や平良中の生徒が息の合った演奏で聴衆を引き付けた後、最後に登場したのが宮高吹奏楽部。各コンクールにおける入賞実績そのままの演奏で聴衆の視線をくぎ付けにした。
最後は全体合奏で締めくくった。ステージを埋め尽くした200人余りの出演者が「恋するフォーチュンクッキー」と「宝島」の2曲を披露。舞台前では児童たちが愛らしく踊って終演に花を添えた。
聴衆は各団体の演奏を堪能。終了後は大きな拍手を送って出演者一人一人のパフォーマンスをたたえた。
表彰された児童生徒は次の通り。
【優秀演奏者賞(県大会や九州、全国大会で金賞以上を受賞)】平良第一小金管6重奏(仲間千南、仲間海乃花、狩俣百花、川満桐子、新里夢、川満心睦)▽同打楽器4重奏(伊波有雛、垣花ののか、大和菜々美、髙江洲珠梨)▽平良中金管8重奏(古川麻鈴、大野萌夏、根間みなみ、新垣みなみ、親泊里奈、砂川ななみ、新里果蓮、友利菜摘)▽同ソロ(宇座麻理那)▽北中フルート3重奏(武島結唯、荷川取千穂、上原愛音)▽同サクソフォン4重奏(宮国鈴華、仲間志央里、上地琉夏、池城ももか)▽同ソロ(仲間ひかる、狩俣あんじ)▽宮高打楽器5重奏(久貝亜里紗、根間彩佳、久貝綾乃、玉川裕也、浜元佑)▽同サクソフォン8重奏(奥平彩果、三原あかり、村吉梨静、宇江城亜実、伊計文乃、砂川怜未、與那覇静流、屏風ももか▽同ソロ(与那覇真衣)
【優秀活動者】髙江洲珠梨(平良第一小)垣花ののか(同)亀浜彩(同)下地莉央(南)真壁珠菜(同)砂川流奈(同)平良悠華(東)本永真衣(同)池田琴美(同)友利映華(平良中)謝敷咲江(同)前泊佳澄(同)